かつて臭い・汚いと言われた東京の水辺は水質環境の改善から、多くの魚が集まり、野鳥が生息する場所へと変化しつつあります。そんな自然環境の改善の一つに、都民の生命や財産を守るために整備された防潮堤防の外側には、生物多様性の護岸と言われる大きな石を敷き詰め、潮位の変化により人工の磯場のような形へと現在変更されています。
今から5年前、東京の水辺に広がるこうした護岸には、沢山のゴミが漂着していました。水面に浮遊するゴミは、川なら東京都建設局、海なら港湾局が予算をつけ民間事業者にゴミの回収を委託しています。しかし、護岸に漂着するゴミは誰にも回収されずそのまま残されました。
なぜ、こうした漂着ゴミは回収されないのかと言うと、これらのゴミはその土地の自治体が回収するもので、防潮堤防によって人や車が近づくことが出来ない事が理由となっているからです。
当法人では、誰も近づけない生物多様性の護岸に漂着したゴミを回収する活動を毎月回収する清掃活動を開催、現在この活動資金を多くの皆様にご協力いただきたいと募金活動を展開しています。
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